最近のデジタルデータⅤ

森木組の普段使いのICT

県道土佐伊野線の3次元データです。

今まで作成した3次元データの中で最長の360mです。

長いです。

 

今回の工事には、排水機場出入口の取合せの施工があります。

 

既設の水路や擁壁、本工事でのかさ上げ等、取合せが複雑です。

図面だけでは、わかりにくいので3次元化します。

 

今回は延長が長く、広範囲である為、UAV空中写真測量を行います。

まずは、飛行計画を立てます。

できるだけ写真枚数を減らすコースを計画します。

 

そもそもUAV空中写真測量は短時間で広範囲の測量が可能です。

しかし、写真枚数が増えると、後の処理に時間がかかります。

高度やコースを設定し、もっともロスの少ない飛行計画を立てます。

 

ロスの少ない飛行計画立て、現場の測量を行います。

 

UAV空中写真測量後、データの解析を行い、点群データを取得します。

 

取得した点群データに3次元データを重ねます。

 

排水機場出入口の取合せの施工箇所です。

 

3次元データを重ねてみました。

重ねた結果、もっと詳細な現況の点群データがあれば、なお良い事がわかりました。

 

そこで地上型レーザースキャナー(TLS)の登場です。

 

UAV空中写真測量で取得できない部分をTLSで補います。

 

TLSで取得しました、点群データです。

 

地上からの詳細な現況の点群データが取得できました。

 

3次元データを重ねてみます。

くるくると回して、色々な方向から見ることができます。

既設の水路や擁壁、かさ上げの高さ、取合せが視覚的にわかります。

 

UAVとTLSの点群データに3次元データを重ねます。

現場のどの位置に、どのような構造物ができるのかが、よくわかります。

UAVとTLSの二刀流でした。